アカポス応募でやめたこと

先日報告した採用の面接と模擬授業に行ってきました。

msr2do.hatenablog.com

特に失敗もしませんでしたが、手応えや感触がとりわけ良いとも感じず。

普通の厳しい雰囲気の面接でした。

ひとまず即日の連絡は来なかったので期待せずに忘れておこうと思います(笑)

 

今年は現時点で応募しているのは16件。昨年度よりは少な目です。

私の分野の公募の数自体がやや少ないような気もしなくはないのですが、それよりも、今年度は実はやめたことがあります。

それは、ややズレる分野の公募に出すこと。

数多の公募にアプライしてきましたが、面接に呼ばれたことも気づけば10件越え(採用と辞退が合わせて3件)。

そして気づいたのです。分野(さらに言えば科目)がドンピシャでない公募は一切、面接に呼ばれていない、と。いや、大分前から薄々気づいてはいましたが。

ややズレると言っても、例えば「和菓子」という分野の公募に「アイス最中」の私が応募するというイメージで(わかりにくいでしょうか・笑)授業はできるし完全に外れているわけでもないのですが、それでもやはり、和菓子研究者がいくらでもいる中で、アイス最中は「アイス」のポストしか無理なのです。しかも加えて言えばアイスの公募で人気なのはバニラ氏やチョコ氏、ソフトクリーム氏、ガリガリ君氏などであって、チクショウなんで最中の研究を選んだんだとサクレ氏などと愚痴りながら必死にアプライを続けるしかないのです。とはいえ、ソフトクリームには情熱を注げないから最中をやっているのですが。

 

ポストが欲しければ手当たり次第に応募するべしというのが私の持論ですが、それは地域を限定したり大学の規模や格を選り好みせずに応募しなければなかなかうまくいかないというものであって、分野は少しでもズレると望みは持てないのではないかと思います。

もしかすると、分野そのものが研究者の母数の少ないニッチな場合は、少々ズレてもいける場合もあるかもしれません。しかし、少なくとも、その分野がそこそこの規模なら、一件一件の公募書類準備にかなりの手間をかけながら応募するのはロスであると判断しました。

というわけで、切羽詰まった中ですがそんな方針で今年は転職活動をしています。