手紙まで送り返してくる応募先大学

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私の分野の大学教員の公募はしばらくほとんど増えず止まったような状態でしたが、またぽつぽつ出てきた印象です。

どうも、教員が他大学に転出することが確定したポストの穴埋め人事と、弱小かつ低偏差値の大学の募集の様子。春先の早い時期に募集があるのは、大規模名門校が多いです。

よく言われることではありますが、弱小かつ低偏差値の大学が年度前半で翌年の採用を決めると、内定者が他のもっといい大学に内定を得た場合、逃げられてしまうからでしょう。そうした大学でも早い段階に採用人事を行っているところはもちろんありますが、数年見てきて、概ねの傾向としてやはりこれはあるようだと実感しています。

希望をつなげる公募が出てきて、それだけでちょっと絶望感が薄らぎました。ああ、次の春には安住の地を見つけて移れる可能性がまだある…!といった感じに(笑)

これがあと少なくとも一年半、などと考えると途方もなく遠く感じてしまいます。

毎日毎日、どこかから面接の通知が来ないか、諦めきったB大学から奇跡の内定通知が来ないかとそわそわして待ちつつ、新しい公募書類を書く今日この頃。どんと構えて待てないんですよね。

知らない固定電話から着信があるだけで「もしや!」ですが、大抵営業電話。

 

そういえば今日は、7月初旬締め切りの公募の不採用通知が届きました。提出した論文や著書などと、書類も同封されています。

再利用できるのでありがたいことですが、履歴書や業績書といった書類と一緒に、カバーレター(添え状)まで返送されていました。書類だけ送り付けるのではそっけないので、一応、形式的な手紙を同封するのですが、一応、学部長や選考委員長などの個人宛で、人が書いた手紙を、そのまま送り返してくるとは…。

なんだかなあ、と思ってしまうのは未熟者でしょうか。

 

応募する大学のHPを見て「自分がこの大学で教えるとしたら」などと考えるのは、ちょっとした楽しい時間です。

あっという間に半年ぐらいたつのでしょうが、半年後の私はこの記事をどう読み返すことやら。良い結果が出ていますように、と祈るばかりです。