研究ノートや書評の抜き刷り

同業者の皆さんは当然ご存知のことですが、論文を書いて学術誌に掲載されると、抜き刷りというものがもらえます。

これは、雑誌の自分が書いたページだけを綴じたぺらっとした冊子のようなもので、私が知る限り、30-50部、無料でもらえる場合が多いのではないかと思います。もっと欲しい場合はお金を払えばもらえる場合もあります。

これをそんなにたくさんもらってどうするのかというと、主には友人知人、お世話になった先生、弟子や関係者、読んで欲しいと思う同分野の研究者などに進呈するのが第1の用法かと思います。名刺代わりに自己紹介アイテムとして使う場合もあるでしょう。

第2には、私のような立場(パーマネント職に就いていない)の場合は就職活動に使います。研究職の履歴書には、自分の論文の抜き刷り(ない場合はコピー)を同封するのです。

 

しかし、上記の用法で使う当てがどうもない気がするのが研究ノート(論文を作るための材料をまとめたものだとか、論文という程のものでもないもの。少なくとも私の分野では、何をもって研究ノートとするのか厳密な基準はない)や、書評の抜き刷りです。

少し前に初めて研究ノートを書いて抜き刷りを30部もらったのですが、これを同じ分野の知人らに配るのも、「もっとちゃんとした論文の抜き刷りを進呈しよう」と思い気が進みませんし、就職活動の時にも使いません。同封する論文は3点とか5点と決められているので、論文という程でもない研究ノートの出る幕はないです。

同業者の皆さんは、研究ノートや書評の抜き刷りはどう使っているのでしょうか?

捨てるのも気が進みませんが(^-^;

 

 

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