研究室は必要か

以前も少し触れましたが、私は勤務先の大学に個室の仕事部屋が与えられています。

理系の事情は、講座制などもあるらしくよく知りませんが、私の知る限り文系の大学教員のほとんどといっていいであろう人々が、「研究室」という個室の仕事部屋を与えられています。

大変ありがたく、贅沢な話です。

一般企業であれば、かなり上の役職者にでもならなければ、なかなか個室などないのではないでしょうか。

初めて大学に就職した時(ほんの数年前ですが)、研究室をあてがわれ、からの本棚が両壁を占める、がらんとした部屋に入った時は心躍ったものです。

しかし、実験をするわけでもない文系の教員に個室など必要なのか?と疑問に思う人もいるでしょう。大学教員は何となく偉いというイメージによる慣習に過ぎないのでは、という疑問もあるかもしれません。

果たして文系教員の研究室は必要なのか?

実際研究室に足を踏み入れたことのある人はおわかりでしょうが、これは断じて必要です。

それはなぜか?

なぜなら、膨大な本や資料の置き場がなくてはならないからです。

大部屋で、本棚だけたくさん与えられるという形も不可能ではないでしょうが、やはり小さな部屋にデスクと大量の本をぎゅっと詰め込んだ方が簡単です。

教員研究室のある建物は、普通の建物より相当重みに耐える造りになっているのでしょうね。

ほとんど研究室にいない教員もいますが、私は研究室で仕事をするのが好きで、食料や飲み物を常備し、ソファなども設置し、居住性向上にも努めています。

私の小さな城といえるかもしれません。

 

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