大学教員は8月にどんな仕事をしているのか
もう八月も半ばですね。
教育困難大学教員である私が夏休みをどう過ごしているか書いてみたいと思います。
当然、夏休みといっても休んでいるのは学生であって、教職員は(一部のあんまり仕事してないダラケ教員を除き)休んではいませんけどね。
8月31日間中
補講1日
期末試験2日
会議等3日
地域貢献関係1日
研究関係の出張やミーティング8日
おお、拘束ありな仕事が計16日間。全て一日拘束というわけではありませんが。
これにプラスして非拘束系の仕事。
授業準備。新規科目15回分+α
入試問題作成。
論文執筆。
その他研究関係。
(転職活動)
まず後期の授業準備。新しい科目を持つことになっているので、90分×15回分をほぼゼロから準備する必要があり、なかなかハードです。
そして、入試問題を作るという仕事があります。入試は年明けですが早くも準備は始まっています。科目ごとに数人のチームで担当し、試験を作るのですが、自分の授業用の期末試験を作るのとはわけが違います。どんなに小さなミスも、試験当日あるいはそれ以降に発覚するととんでもないことになりますので、注意の払い方が半端ではありません。また、難易度が適正か、出題範囲が偏らないか等微に入り細に入り考え気を配りながら作ります。これも、夏休み中にやる仕事です。
私の場合、自分の専門と入試の担当科目は一致していませんので、高校の教科書を復習しながら作っています。
それから、論文を1本書きあげるつもりです。上に挙げた出張やミーティング、そして溜まっている資料読みは次の論文を書くための下準備で、現在書きかけのものは夏休み中に仕上げたいと思ってはいますが、果たして…。
あ、英会話も遅々としていますがせっかく一年分お金を払ったことですし、一応毎日続けています。
そして、これは仕事というのは違うかもしれませんが、転職活動。過去にも書きましたが、大学教員の公募に出すための資料というのは、少なくとも履歴書、業績書(これまでの研究業績をリストにする。各大学が自前のフォーマットで書けなどと言ってくるので非常に手間がかかる)、それに加えて求められることが多いのが主要業績の要旨、研究計画、教育の抱負、推薦書などです。加えて、9月はじめにある面接用の模擬授業の準備も進めているのですが、何としても受かりたいので、正直なところ普段の授業よりもはるかに手間をかけて入念に準備しています。
こんな感じで、全く暇はありません。実家はあまりお盆に集まるタイプでもないため、帰省もしてません。家人は一人で帰省していました。旅行もこの夏は予定していないので、せめて出張先で名物でも食べるとしましょう。
もうちょっとゆったりする時間が欲しいとは思いますが、普段より研究に時間を使えるのは有難いですね。