2018年の源泉徴収から

そういえば、以前このブログで最も読まれている記事をチェックしたら、「大学教員の給与について」という記事だったことがありました。今は変わっているようですが、2018年の私の収入を書いてみようと思います。

源泉徴収票を見ると、30代後半の私の2018年の私の額面年収はほぼ850万円でした。手取りはほぼ650万円。毎年、年収ベースで25-30万ほど昇給するようです。

ちなみに、我が家は共働き二人暮らしで、世帯収入は額面1200万、950万円ほどでした。こうしてみるとまあまあ多いようですが、半分ぐらい貯蓄に回しているので、いたって質素に暮らしています。なぜそんなにせっせと貯蓄に励むかというと、いかんせん任期付きという不安定な身分なので、今が世帯収入のピークで、半減ぐらいは余裕で可能性があると想定し、生活水準は上げずに貯められるだけ貯めておくべしという考えです。

任期付き教員の給与は低く抑えられている場合も多い(らしい)中、勤務先は特任教員も専任教員と同じ給与なのはありがたいところですが、将来は給与の低い大学に就職することになるかもしれないし、非常勤講師に逆戻りの可能性だってありますし、今の収入が良くても安心して使えはしません。

 

ちなみに、大学教員は皆当たり前のこととして釈然としないまま受け入れていることですが、私立大学は、着任するまで多くの場合給与額がわからないという事が非常に多いです。(国立大学は公開されています)聞いても答えてもらえなかったと何度か聞いたことすらあります(自分で聞いたことはない)。

しかし、大学教員といえども55歳で400万円のところもあれば1500万円ほどのところもある昨今、無関心ではいられません。給与額が開示されないなんて、理不尽なことです。

ざっくりしたヒントが得られる唯一の方法としては、大学のHPなどで必ず公開されている収支報告書の人件費を、専任教職員数で割ってみるというのがよいかと思います。その割った額よりもちょっと低いぐらいが、順当にいった場合の昇給停止時点の教授の年収ではないかなあなどと、各種情報を検討した結果推測しています。もちろん、色々とイレギュラーな要素も大学ごとにあるわけで、あくまでなんとなくのヒント程度にしかなりませんけどね。

特に大学と同じ法人が小中高校や幼稚園や附属病院を持っていたりすると、なかなかわかりにくいかと思います。

 

 

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