英会話を勉強してみる
以前からもっとどうにかしてみたいと思っていたことですが、英会話を勉強することにしました。研究者たるもの、英語くらい自在に操りたい。しかし、同業者の皆さんにも多いパターンだと思いますが、論文の読み書きなどは日頃からするものの、会話がいかんせん苦手です。
大学院時代にはマンツーマン英会話教室に通ったことがあり、修了してからはスカイプのレッスンを2か月ほど試してみたことはありますが、改善したような、あまりしていないような…。
それなりに効果はあったと思いますが、ひとつ感じたのは、講師の大部分がトレーニングしているのは初級や初中級レベルだということ。
一通り文法は知っていて、語彙もあり、ゆっくり考えれば話せる。そういうレベルの受講者に対しては、「ただ話す」レッスンになってしまいがちのように思いました。スカイプで外国在住の講師と話すレッスンは、各講師が対象とするレベルが示されているのですが、大部分が初級中級でした。
今回、私が初めてみたのはアプリです。
英会話で非対人のみというのは意外でしたが、試しにやってみたところ、これがなかなか良い!
一週間考えて、一年契約してしまいました。しかし、一年間使い放題で10500円です。
それがスタディサプリEnglishというアプリ。よく考えられていると思います。
レッスンの構成は以下のような感じ。
・会話文を聞く。
・内容を理解しているかのクイズと、単語クイズ。
・ディクテーションする。(音で聞いて書きとる)
・セリフを発音してみる。
・各回で一文取り上げ、その構文での例文をいくつか復唱し、日本語を見てその場で訳す。
・前回の構文の復習。
これで、1レッスンすんなりやって15分くらいでしょうか。
以前、「聞き流す」という英語のトレーニング法が流行しましたが、聞くだけよりも、このディクテーションという作業が非常に効果的だと感じます。細かい部分を正確に聞き取らなくてもなんとなく文脈は理解できることが多いですが、ディクテーションで正確な内容を認識するからです。冠詞や前置詞、活用なども「そうか、これだよね」と正確な文章を認識して、もう一度音を聞く。聞き取り力が書くことでアップすると思います。
また、セリフの発音ですが、どういう仕組みか不思議ですが、きちんと発音しているかどうかちゃんと判定してくれるのです。Excellent, great, good, あるいはやり直し、と評価されるので、細かい部分まで正しく発音する習慣がつきそうです。
単語や構文の勉強要素も含まれています。
自分のレベルに合った優れた講師にレッスンしてもらうことに越したことはないかもしれませんが、コストパフォーマンスを考えてもこれはかなり良さそうで、期待しています。
最初にやったレベルチェックでは、私は7つあるレベル中、6でした。英検2級レベルだそう。・・・まあ、こんなものでしょう。
各レベルは240のレッスンがあり、1年経っても全部やってしまって新しいレッスンがない、ということにはならなさそうです。