カルロス・ゴーンの報酬額は芸能人的なものなのでは

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校務が忙しくて疲弊する今日この頃です…。

朝起きた直後から、既に何となく疲れている(笑)起床時間に外が薄暗いせいもあるような気がします。朝日を浴びると目が覚めますしね。

 

ところで、ゴーン氏の事件、毎日新しい情報が出てきたりして、目が離せませんね。

事件とは(ほぼ)関係ないんですが、彼の報酬額について、皆さんどう思いますか?

想像を絶する巨額だなと思いつつ、「世界の一流企業のトップ経営者としては、安いぐらいの金額である」と言われると、何となく、「想像を越えた世界だが、彼のようなスーパー経営者は、それぐらいの額に見合う人材らしい」と説得された気になってしまうかもしれません。

しかしね、私は日産で行われた改革の具体的詳細やゴーン氏の業績の詳しいところは知りませんけれど、彼の能力や経験や人脈を使ってなされた改革って、本当に年間10億とか20億の価値に見合うんでしょうか?

従業員の人件費が仮に年500万~1000万/人ぐらいだとして、200人分に匹敵する働きなんだろうか。

彼が日産でやった改革は、どうもざっくりいうとコストカットらしいですが、それって、200人分の人件費を出さなければ思いもつかないような改革だったり、200人分の人件費を出さなければ実現できない改革だったりするのでしょうか。

有能で決断力がなければできないでしょうけれど、例えば1500万円や4000万円で雇える優秀で決断力ある人では、そのコストカットはできなかったのだろうか?だとすれば、なぜ?

数億人に1人しか思いつかないような、独創性あふれる手法でのコストカットだったとか?

コストカットによる立て直しというのは、行政でもしばしば行われます。民主党や維新が試みていたことは記憶に新しいものです。

日本の首相の報酬は約4000万円だそうですが、もしかして、首相の報酬を20億円にしたら、すばらしく日本の財政を健全化し、行政の無駄を理想的にカットできる人材が「よしよし、では首相になってやってもいいかな」と現れて、神業を見せてくれるのでしょうか?(政治手腕と経営手腕が異なることは、もちろん言うまでもありませんが)

 

・・・まあ、何を言いたいかというと、詳細は存じあげないとはいえ、「そうとは思えない」ということなのです。

世界の一流企業のトップ経営者がだいたいそれぐらいもらっているから、妥当である。あるいは、それぐらい出さないと、トップ経営者が来てくれない、というのは、実態に見合った妥当な額というよりも、映画スターの天文学的報酬額のように、

「その額でも取れるから取っちゃう」

が、

「そのぐらいが相場」

になっていったに過ぎない、過剰な額ではないかと思うのです。

相場だから問題ない、とは思えません。特に、そんな巨額の報酬額になじみがない日本人大衆は、何となく説得されたような気になっていても、納得はしていないと思います。

ZOZOの社長さんが宇宙に行くと言われても、夢を実現した人、ヒーロー、とキラキラした目で憧れられるよりも、日本の社会では「そんなにお金があるんだね。それは社員に還元されてないんだね(果たしてZOZOの従業員の給与水準はそれに納得するほど十分高いんだろうか?)」という風に、何となく釈然としない思いの方が残ったのではないでしょうか。

 

 

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