100記事目! 学生とのやり取りについて

令和最初の記事は、たまたまですが、このブログ100記事目でした。

一年半近く経ってやっと100か。ブログとしては少ない方ですね。

1記事書くのに結構時間がかかってしまうので、あまりしょっちゅう書けずにいました。

というわけで、やや今さらな内容ではありますが「新時代、新世代」的なテーマで。

同業者の皆さん、特にゼミ生という名の「クラス」のような担当学生を大量に抱える、教育困難系大学の教員の皆さんは、学生とのやり取りにどんなツールを使っていますか?

私は、鉄板のLINEを使っています。

LINEはセキュリティに問題があるので使いたくないという意見をしばしば(大人側から)聞きますが、ざっくり調べてみたところ、(素人の目からではありますが)それほど他のツール、アプリと比べて特別にリスクが高いという信憑性のある情報も見つからず、とりわけ危険とも思われないので、私は使っています。

勤務先の学生はほぼ100%LINEを使っていますし。ただし、彼らはしょっちゅうアカウントを変えたりするようで、知らないうちに消えていることもありますが。

総じて、学生とのやり取りにLINEを使うことはオススメです。クラスごとにグループを作成し、個別にも登録しておきます。

ちなみに、学生は大概、自分のアカウントを本名フルネームそのままという登録はしていないので、即座に本名と、できれば学籍番号(少なくとも学年と学部学科がわかる部分)を入力しておかないと、後でわけがわからなくなります(笑)

難点は主に深夜早朝にメッセージが来てしまうこと、そして事務関係のことを何でもかんでもLINEで教員に聞いてくる(「履修登録は何日まででしたっけ?」「明日台風来るみたいだけど授業有りますか?」等々)かと思います。

しかし、私は大学用のアカウントを私用とは別に作っており、これらの問題は生じていません。

まず大学の仕事でしか使わないデバイス(私用や研究には使わない)を用意し(電話やネットなどを契約していない古いスマホなどでOK)、そこにLINEのアカウントを作ります。

私はこのデバイスKINDLEの本を読んだり、授業用のファイルを保存したクラウドをインストールしておいて簡単な仕事には使えるようにしています。さすがに学生LINE専用にしてしまうと、チェックしなくなってしまいそうなので。

msr2do.hatenablog.com

そのアカウントは学生専用として、家族や友人はもちろん、同僚と交換したLINE登録も私用の方で行います。

このデバイスは、大学にいる間か、そうでない日は昼間に一度程度確認するだけなので、深夜早朝の着信音に悩まされることも、それを避けるために朝晩欠かさずサイレント設定をし直す必要もありません。

また、学生からのマルチポスト扱いですが、最初に「LINE使用上のルール」をリストにしてグループLINEに投稿し、それを「ノート」にしておくことがおすすめです。

例えば、事務関係の質問はまず自分で調べ、わからない場合は教務課等に聞くこと、深夜早朝は禁止、等。

最初にこうした釘をさしておくことで、「友達同士のLINEとは違い、気楽に使う想定のものではないらしい」と伝わるらしく、またノートはトーク画面の最上部に常に表示されることになり、学生からは必要な事項以外連絡が来ません。

そもそも、普段使いのスマホと違い、常に身近において確認するわけでないので、リアルタイムでやりとりできるものでもなくなります。

 

学生とのやり取りにLINEを使っていない同業者の皆さんは、「そうまでして必要?」と思われるかもしれませんが、これはやはり圧倒的に便利です。

連絡事項のリマインド(教育困難大学では、自己責任でしっかりやってねとはなかなかいかないので、提出物や大学からの連絡等、まめな連絡は円滑なゼミ運営に非常に重要ですし、一斉に連絡できるのは楽)、問題を抱えた学生への様子伺いなど、携帯電話にかけるよりも断然スムーズになります。また、大抵の大学は学生にメールアドレスを配布しているでしょうが、チェックしない学生があまりにも多く、メールは機能しないこと多々です。

その一つの要因が、ネットショッピングやユーザー登録の度に増えていく宣伝などのメールがあまりに大量に届くため、メールを開くことにうんざりし、無視するようになる、ということのようで。

私はほぼ何もああしたメールは受信していませんが、いちいち受け取っていたら大変なことになるでしょうね。

というわけで、同業者と話題に出ると、よく賛否が分かれる「学生との連絡にLINEを使うか問題」の私見でした。