便利!電子書籍を聞く

通勤時、私は以前からよくスマホで何か聴いておりました。

文庫本や新書を読むのもいいのですが、電車だと満員の時に開けないし、バスだと大概、日が落ちると薄暗くて本は読むのに不自由です。

聴くのであれば、満員電車もバスも問題なし。疲れていても目を閉じてちょっと休みながら聴けますしね。

長めの新聞記事、論考をアプリの読み上げ機能を使って聴いたり、ニュースのラジオなどが多いです。

これに加えて、最近気づいたのですがkindleamazon電子書籍)の読み上げが非常に便利ですね。

読むのでも聴くのでも大差ないと思っているそこのあなた、聴く方が断然、楽です。いや、人に拠るかもしれませんが、少なくとも母語であれば聴く方が楽なのではと思います。ラジオや記事の読み上げでもいいのですが、本を聴けるってすばらしい。

オーディオブックという、プロのアナウンサーなどが美声で情感たっぷりに読み上げてくれる本の存在は知っていましたが、どうしてもラインナップが限られています。

それに対し、いかにも機械という読み方で、時々読み間違い(漢字の読みや、区切るところがおかしい等)があるものの、自分が持っている本(電子書籍)をどれでも自由に聴けるとは、なんと素晴らしいことでしょう。

オーディオブックのラインナップと電子書籍のラインナップでは圧倒的な差があります。

通勤時に電子書籍を聴くのが定番になりそうです。

 

更に言えば、最近は学術書もどんどん電子書籍で発売されており、外国で出版された本など、電子書籍だとかなり安く手に入る場合があります。amazonで外国から本を買うと、数か月待たされたり、数か月待たされた上で「やっぱりありませんでしたのでキャンセルで」などとキレそうになる対応もしばしばあるのですが、そんな心配もありません。クリックして即読める!

そして外国語の研究書を読む時、私の場合、聴きながら文字も目で追いながら読むと、聴いているスピードで理解でき、普通に文字だけ読んでいる時よりも、結果的に速く読めるのです。(え、目だけで読む速度が遅いって?そうかもしれません)

五感を複数使うと、ひとつだけよりも頭に入るといいますが、なるほど、目しか使わないより、目と耳で情報をインプットした方が頭に入り易いのではと思います。

 

というわけで、電子書籍、特に電子書籍の読み上げ機能は非常におすすめです。

ちなみに、androidiPhoneiPad、両方でKindleの読み上げを試してみましたが、以下2点からiPhoneiPadの方が私は使いやすく感じました。

androidのこの機能は目が不自由な人向けらしく、記事や本など、読み上げて欲しい箇所以外も、触ったところ全てを読み上げてしまいます。「設定」で読み上げ機能(talk back)をオフにすればよいものの、その手間が若干かかることと、オンにした際の操作が普段と異なるのが少々やりにくく感じます。

iPhoneiPadは英語と日本語を自動で読み分けてくれるようですが、androidは言語設定を変えないといけない様子。これもひと手間で設定を変えればいい話ではありますが、ひと手間かかってしまいます。日本語設定だとものすごく日本語英語な発音で一応読んでくれますが、違和感がありすぎます。中学生が恥ずかしがってわざと日本語発音しているような英語を延々聞き続けなければなりません。

 

・・・これらは、それほどしっかり調べた上でのことではないので、もしかするとこの不便な点を解決する方法があるかもしれません。もしご存知の方がいたら教えてください。

 

電子書籍は線を引いたりメモ書きができない」と思っている人もいるようですが、できます!ばっちりできます。できないのは、一部をコピーして学生などに配布、というぐらいでしょうか。

それから、研究書を電子書籍で読む場合、ネックなのが、自分の論文に引用したい場合です。kindle電子書籍は、紙の本のようにページ数が書いていない場合が多く、独自の位置番号の数字で、本の中のどの辺なのかを表示しています。

論文に引用する場合は、どの本の何ページに書いてあるのかを当然明記するわけですが、これはどうしたらいいのか…。

ネットで検索してみたところ、「kindle版」と表記し、位置番号を書けば良いといった情報もありましたが、うーむ、そうなると、図書館などでその本を探して読んでみることはできず、kindleを定価で購入しないと出典を確認できないことになってしまいます。これはちょっと、どうしたものか…。私自身はこれまで、「kindle版」と書かれた引用を論文で見たことがないのですが、一般化しているのでしょうか。

 

ともあれ、それを差しひいても電子書籍はおすすめです。