安田純平さんが「韓国人です」と言い出した理由とは?

今日は別の話題ですが、アマチュアボクシング協会の話もなかなか興味深いですね。

何が興味深いって、関係者からかなり多くの山根明氏に対する批判や不利益な情報が早速出てきている点です。

ここぞとばかりな気さえします。独裁はひとたび世間の批判にさらされれば持たないことを日大のケースなどから関係者も学び、トップを見限り始めているのかもしれませんね。

 

ところで、表題の件です。

シリアでかれこれ3年ほど武装勢力に拘束されているとみられる安田純平さん。これまでも何度か動画が出てきていましたが、ここへきて謎の動画が公開されたようです。

動画の人物は安田さんと断定されたそうですが、「名前はウマル」「韓国人」と名乗っているというのです。ちなみに、動画のタイトルには「日本人」と書かれているそう。

 

ウマルというのはイスラム教徒に多い名前だそうですが、「韓国人です」と言い出した理由には、専門家も一様に首をかしげている状態。

ネットでは、在日コリアンなのではないかという憶測もあるようですが、そうだとしても、なぜ突然そう言い出すのか違和感はあります。

また、たとえ彼ら(武装勢力)にはわからない言語で話したところで、すぐにアラビア語等に翻訳されて報道され、彼らに伝わるそうですので、彼らを欺こうという何らかの意図とも考えにくいのです。

 

根拠などもちろんありませんが、ひとつこんな予想もできるのではないでしょうか。

3年も経つのに日本政府は自分を未だ助けてくれない。必死に動いている様子も、どうも無い。安田さんは、この状況に絶望すると同時に、日本(特に政府)に腹を立てているのかもしれません。非常な危機にある国民を助けないなんて、ひどすぎるではないか、おかしいではないか、と。

それに対する皮肉、あるいは当てつけのような意味合いで、彼は自分を「韓国人です」と言い出した可能性はないでしょうか。

「命の危機にある国民が、自国政府に助けてもらえず、藁にも縋る思いで隣国人であると名乗っている。そうまでさせているんですよ、日本政府さん。ひどいことをしていると思いませんか?」というように。

そうだとすると、彼の狙いは、日本政府や世論が「しまった、こんな状況にある同胞安田さんに、必死の思いで他国政府に縋ろうとまでさせてしまうなんて。もっと全力を挙げて彼を助けなくては」と反省しモティベートされることです。

 

結果としてこうした世論の流れは起きておらず、管見の限りこうした推測を述べた記事等も見当たりませんが、この心理はあり得るのではないかと思います。

 

ともあれ、安田さんが早く無事解放されるといいのですが。

 

 

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