NHKのワンセグ裁判
はっきり言って、私はNHKという事業者が嫌いです。
まず、やり方に納得がいきません。特に最近は、あの手この手でカネをかき集めようとしているやり口はフェアではないと感じます。例えばホテルの1室ずつ契約すべしだとかね。
先日、最高裁でテレビを持っていればNHKと契約する義務があるという判決が出ました。契約をするかしないかは自由であるという憲法には違反していないという最高裁の判断です。
そして現在、スマホでテレビが見られる機能、つまりワンセグも同じく受信契約義務があるのかという裁判が行われており、昨日、東京高裁でNHK勝訴のニュースが報じられました。
しかし、NHK敗訴の判決も別の裁判でひとつ地裁で出ており、まだ判断はかろうじて割れているといってもいえるでしょう。
テレビを持っている場合は払えというのは、まだしもわからなくはありません。しかし、テレビ機能をこれっぽっちも目的としていないもので支払いを強制することには強い違和感があります。しかも、どうもワンセグ機能がついていないスマホというのは、iPhoneとごく一部だけだそうで、選択肢が十分あるともいえません。
更にNHKは、インターネット契約も義務の条件に入れようとしているそうです。
欲しくもない機能を無理やり勝手につけてカネを取ろうとは、押し売りではありませんか。
私がNHKを嫌いな理由:
その1.押し売り商法
その2.「国民の知る権利を実質的に充足し、健全な民主主義の発達に寄与するもの」というような、質の高い番組を、莫大な受信料収入に見合うレベル・質で作成しているとも思えない。不祥事も次々に出てきて受信料の無駄遣いに真摯な反省があるのか疑問である。
その3.国営ではない中立的性格を自称する割には、籾井前会長の極めて政治的に偏った数々の問題発言。
その4.テレビを全く目的としないスマホで契約を強制しようとするのに、ラジオでNHKを聞きまくっているラジオユーザーは契約の必要がないという矛盾。
4月から新生活を送り、引っ越しをする人も多いでしょう。
NHKから契約を迫られた場合、スマホでテレビを見ないのにNHKを契約させられるのは納得いかないという皆さん、「ワンセグで契約が義務かどうかは、今裁判で判決が割れていて、契約しなければならないというのは、現状ではNHK側の主張に過ぎないと考えている。最高裁の判決が出るまで契約はしない」と言えば良いです。
最高裁で判決が出たらiPhoneに買い替えてもいいかもしれません。
インターネット契約が即契約義務という最高裁の判決は、もしも出るとしても何年も先でしょう。